今回はマルチ・タイム・フレーム(MTF)について、解説していきます。
カテゴリーも分け、応用編ということで、基礎編とはまた違い、主に損失を減らすための方法を解説していきますね。
基礎編はトレードの基本となる部分を解説していますので、そちらで基礎を学んでからこちらを勉強していってください。
何事も基礎が大事!
基礎はつまんないけど、タメになるよ~
マルチ・タイム・フレームとは
英語ではMulti Time Frameと言い、頭文字をとってMTFと言います。
普段トレードで使用している時間足とは別の時間足をトレードに使用することとなります。
例えば、1時間足でトレードしている場合は、4時間足・日足・週足などトレードする時間足よりも長期の足を使う事をMTFを活用すると言います。
こんな感じで表示させるよ~
うわっ!?何かプロっぽい!
私も初めて使いだした時はこれだけでプロっぽいなと思ったんですよ!(笑)
でもプロっぽいことをしていても使いこなせなければプロには当然なれません…
なので、マルチタイムフレームを上手に活用する方法をいくつか紹介していきますね。
マルチタイムフレームを活用した移動平均線の使い方
初めに移動平均線を活用した使い方を紹介しますね。
移動平均線の使い方についてはこちらで解説していますので、先に見てもらえると分かりやすいです。
前の記事で紹介してもらった手法の1つで、【移動平均線の上なら買い、下なら売り】という手法を紹介しました。
この手法でも利益は出ると言ったのですが、損失も多く、そこまで大きな利益にはなりません。
そこで、マルチタイムフレームを活用し、損失をさらに減らすということです。
使い方は勝ちトレードを増やすのではなく、
負けトレードを減らすだよ。
使い方は簡単
- 長期足のトレンドに沿ってのみトレードする
これだけです。
例えば、買いで入る場合だと、長期足が買いの状態…つまり移動平均線よりも上にある状態の場合のみ買いで入れるという事です。
前回のトレード手法だと、矢印⇒と矢印⇒の両方でトレードしていましたね。
日足のチャートを見てみましょう。
日足のチャートになります。
赤線の内部が4時間足で実際にトレードした部分になります。
ここでマルチタイムフレームを活用します。
日足でトレードする場合も同様で移動平均線の上なら買います。
そうなった場合、4時間足を見てみると。
最初の買いの時は日足がまだ移動平均線の上にいっていないのでトレード出来ません。
その後の売りトレードは日足が移動平均線よりも上にあるので、トレード出来ません。
最初の買いの利益は発生しないものの、残りの売りトレードはないので、損失が無くなりますね。
このように長期足を活用することで、無駄なトレードを減らす事が出来ますよ。
今回はほんの1例になります。
例えば、日足だけでなく週足も同様に移動平均線の上にいなければ買いで入れないというルールを作ることも可能です。
ですが、長期足を活用しすぎると、トレード回数が減るので注意が必要です。
また、離れすぎた長期足を使う場合(4時間だと週足以上)だと損失が増える可能性もあります。
それは週足だと4時間足の動きなどあまり関係ないからです。
なので、使う手法によって、活用方法は異なるので、自分に合ったマルチタイムフレームを使用することが大事になりますよ。
マルチタイムフレームを活用した水平ラインの使い方
次のトレード方法は水平ラインになります。
水平ラインの使い方についてはこちらで紹介していますので、見てから進んでもらうと入りやすいと思います。
水平ラインの記事でも紹介しましたが、時間足が長期になるほど、トレーダーが増えるので、機能する確率が増えます。
なので、水平ラインを引く時はトレードで使用する時間足よりも長期足のポイントに水平ラインを使用しましょう。
時間足の違う水平ラインを引く時は色分けをすることで、引いた時間足を視認することが出来ます。
私の場合ですが、月足は紫色、週足は赤色、日足はオレンジ色、4時間足は黄緑色にしていますよ!
色の使い方は決まっていないので、自分のお好みで変更してくださいね。
水平ラインの場合、移動平均線と違い、長期足にするほど機能するので、長期足から順々に水平ラインを引く事をオススメします。
月足で引いたポイントに週足も引くポイントがあった場合は月足で引くほうがいいです。
微調整は週足でしたほうがいいよ~
この引き方のメリットとしては、トレードしていた時間足の水平ラインよりも機能することです。
なので、ブレイク狙いの手法の場合は移動平均線の手法と同じで、勝ちトレードを増やすというよりは、負けトレードを減らすことが出来る事。
負けトレードが減る=利益が増える
負けトレードが減るのは
メンタル面的に嬉しいね!
対して、デメリットになりますが、月足の水平ラインを4時間足で活用する場合は、機能するポイントが若干ブレることです。
月足の画像です。
矢印⇒で水平ラインを(サポートライン)を引きます。
そのラインは矢印⇒で機能していることが確認できますね。
月足の矢印⇒部分を4時間足に変えたチャートになります。
矢印⇒にはサポートラインが当たっているように見えませんね(そもそもサポートラインが写っていない)。
このように、月足だと機能していると判断出来ますが、4時間足だと機能していないように見えることが度々あります。
なので、機能しそうな水平ラインが月足でありそうだなと思った時は、チャートに映っていなくても、水平ラインがあることを覚えておくことが大事ですよ。
また、機能したと判断したら、位置を修正することも忘れずにしましょうね。
ちなみに、水平ラインのポイントは時間足によっては毎分変わる可能性があります。
なので、その時間足によって変えるタイミングを覚えておきましょう。
- 4時間足:4時間毎にポイントを確認する
- 日足:1日の始めにポイントを確認する
- 週足:週の始めにポイントを確認する
- 月足:月の始めにポイントを確認する
まとめ
- マルチタイムフレームを使うことでプロトレーダーぽくなれる
- 使い方はトレードする時間足と同じ使い方をすることがある
- 使用目的は勝ちトレードを増やすのではなく、負けトレードを減らすため
今回はマルチタイムフレームについて解説しました。
色々な使い方があるので、今回紹介した以外にも手法は様々になります。
FXのトレードには人生と同じで正解が多数あります。
自分に合った正解を見つけて良い生活をしましょうね。
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